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【総領事館】カドニウム汚染についてのお知らせ
広東省北部韶関市におけるカドミウム河川汚染事故の発生(その3)


2005年12月26日
在広州総領事館


 12月21日以来お知らせしています標記河川(北江)汚染事故につき、広東省人民政府外事弁公室から23日現在の状況報告がありましたので、お知らせします。


【要点】 ●カドミウム汚染の最高値は、17日韶関市沙口の0.065mg/L から、23日午前4時英徳市南華供水施設の0.032mg/L に低下。
●22日、英徳市の白石窖水力発電所において投薬希釈開始。流域途中のダムによる希釈などにより、濃度は更に大幅に低下する見込み。
●23日午前4時現在、汚染水域の先端は英徳市の雲山供水施設に到達。移動速度は1日平均4.5km。同水域から下流の清遠市まで約117km、到達まで27日、仏山市まで約180km、同40日、広州市番禺区まで約250km、同55日。





1.概要
(1)12月16日、広東省北部韶関市北江において、汚染物質の違法排水により、流域住民の健康及び生活を脅かすという重大なカドミウム汚染事故が発生した。省政府は国家環境保護総局とともに、汚染源となった違法企業を厳正に処分し、汚染被害を極力除去し、流域住民の生活用水の安全確保のために以下の措置をとった。
(イ)迅速に原因を究明し、関係者の責任を明確にした。
(ロ)汚染源企業のカドミウム排水を直ちに停止し、さらに関連汚染源を停止した。
(ハ)流域の環境保護及び供水部門は直ちに水質検査を強化し、汚染除去に努めた。
(ニ)流域の広州市、仏山市、韶関市、清遠市等では緊急用の供水水源確保を開始した。


(2)現在、汚染源は閉鎖し、韶関のカドミウム濃度は低下し、北江流域の水質は改善されている。下流域各都市の供水施設の水質は安全で汚染の影響はなく、通常どおり供水されている。流域の住民は平静であり社会は安定している。


2.北江カドミウム汚染の状況報告
(1)汚染事故の具体的原因
広東省及び韶関市政府合同の排水検査により、18日午前2時、今回の北江汚染事故の原因は、韶関精錬工場が設備検査・修理期間中に基準値を超えるカドミウムを含む廃水を排出したことであると確定した。


(2)汚染事故の発表
省環境保護局は16日に報告を受けた後、直ちに省政府及び国家環境保護総局に報告した。上記(1)のとおり汚染源確定後、20日直ちにプレス・リリースを発出し、今回の北江汚染事故の具体的状況を発表した。発表につき隠蔽及び遅延はなかった。


(3)水質検査状況
事故発生後、北江流域の韶関市、清遠市、仏山市、広州市に21ヶ所の検査所を設置し、2時間ごとに検査を実施した。20日深夜からは国家環境保護総局の張力軍副局長らの指揮の下、英徳市においてカドミウム(Cd)、銅(Cu)、鉛(Pb)、亜鉛(Zn)、ヒ素(As)、水銀(Hg)、硫酸化合物、フッ素化合物のすべての分析を行い、より詳細な検査を行った。英徳市に供水する(北江流域ではない)長湖ダムの水質保全のため、附近の大宝鉱山の排水口検査を強化した。


(4)汚染源に対する監督措置
省環境保護局及び韶関市政府は、16日以降汚染源となった韶関精錬工場の排水を停止し、14ヶ所の小規模精錬工場の操業を停止した。韶関市のみならず広東省全省において、河川汚染源となり得る企業に対する監督を強化し、違法排水の再発防止に努めた。


(5)汚染水域の位置、移動速度、広州市及び仏山市等からの距離
23日午前4時現在、汚染水域の先端は英徳市の雲山供水施設に到達した。北江流域には水力発電所が3ヶ所、ダムが1ヶ所あり、流速は遅く、汚染水域の移動速度は1日平均4.5km。同水域から下流の清遠市まで約117km、到達まで27日、仏山市まで約180km、同40日、広州市番禺区まで約250km、同55日。


(6)水質検査値の最新状況
カドミウム汚染の最高値は、17日韶関市沙口の0.065mg/L から、23日午前4時英徳市南華供水施設の0.032mg/L に低下している。


(7)英徳市における住民への供水確保措置
(イ)英徳市中心部においては雲山供水施設が1日あたり3.5万トンを供水している。事故発生後、英徳市は、(北江流域ではない)長湖ダムから1.4kmの導水管敷設工事を開始し、汚染水域到達前の22日午前2時に導水が完成した。また、新聞、テレビ等を通じて供水状況を発表し、住民の飲用水には影響が生じなかった。
(ロ)17日に停止した英徳市の南華供水施設は、今回の事故の影響により唯一停止した施設であるが、同施設の1日あたり供水量は1万トン未満であり、主に英徳セメント工場の職員に供水している。停止期間中、消防車が無料で飲用水を運搬しており、住民の必要量を満たしている。
(ハ)22日、英徳市の白石窖水力発電所において投薬により汚染値を低下する方法を開始した。専門家の分析によると、汚染水域は3.6億立方メートルの飛来峡ダムによる希釈などにより、濃度は更に大幅に低下する見込みである。


(8)英徳市以外の北江流域各都市の水道水供給状況
現在英徳市南華供水施設以外の供水施設においては、今回の事故による供水停止は生じてない。
(イ)韶関市供水施設は汚染源の精錬工場より上流域にあるため影響なし。
(ロ)下流域の清遠市、仏山市、広州市の各供水施設では水質は安全で汚染の影響はなく、通常どおり供水されている。
(ハ)広州市の供水施設は7ヶ所あり、そのうち南洲供水施設1ヶ所のみが北江から取水している。7ヶ所全体の1日あたりの最大供水量は448万トン、平均供水量は330万トンであるため、仮に1ヶ所が停止したとしても、全体として問題は生じない。
(ニ)清遠市、仏山市、広州市では、最悪に備えて万全を期すという考慮から、緊急用の供水水源確保を開始したが、一部メディアが報じているような水源が汚染され、取水に影響が生じているということはない。


(9)香港及びマカオへの影響
今回の事故は香港及びマカオへの供水には影響はない。

(了)
治安・危険情報 | 23:14:15 | Trackback(0) | Comments(0)
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