投稿日:2005-12-16 Fri
中国では、会社で働いていても給料が支払われないというようなことが多いらしいです。大変ですね。
そこで、広東省では労働保障庁が全国ではじめて「賃金未払い企業リスト」というのを作成して、それを公開したのですが、それがとても効果があったのだそうです。
広東省で実施の賃金未払企業公開制度に効果
中国情勢24 - China
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2005&d=1214&f=business_1214_012.shtml
全国初の強行手段で当局が管理徹底
広東省労働保障庁が全国に先駆けて9月23日に公開した賃金未払い企業リストの効果が表れている。リストアップされた20社のうち、倒産あるいは経営者が逃亡した8社を除く12社が未払賃金を職員に支払った。
広東省労働保障庁が対象としたのは深セン市、東莞(とうがん)市、珠海(じゅかい)市、佛山(ふつざん)市で、労働管理部門による初めての賃金未払い企業リストの公開として注目されていた。リストアップされた企業名はメディアを通じて一般公開されたほか、人材募集関連施設などにも張り出されることになっている。また同庁では、10月1日から全国初の「賃金未払い企業公開制度」を実施している。
制度の実施に携わる関係者は、1カ月に残業時間123時間以上を強いる企業があること、職員1700人に対する未払賃金総額が480万元に達する企業があることなどを紹介。賃金未払いの実情が極めて厳しいことを強調している。
広東省労働保障庁は、リストを公開することで警鐘を鳴らす一方で強力な調査を進めており、賃金支払状況だけでなく、労働契約締結の有無、就業時間の遵守、児童雇用の有無、社会保険への加入状況などを重点的に調べあげる方針。賃金未払いが著しい企業に対しては、法的処置をとると同時に関連部門に通知してしかるべき処置をとることにしている。
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