投稿日:2006-04-15 Sat

広東省の珠海に、中国初の「白イルカ」の保護基地が作られることになりました。工事は今年中に始まる予定で、珠海市淇澳島関帝湾の8675平方メートルの敷地に作られる予定です。
『中国白イルカ』は「海の国宝」または「海のパンダ」とも言われていて、体長200~250センチで、珠江河口は有名な生息地です。しかし、近年環境の悪化や開発により、数が減り、絶滅に瀕しています。国家1級保護動物で、現在中国には2000頭しかいないといわれています。そのうち半分の1000頭がこの珠江河口に生息しているそうです。
近年、中国白イルカは急激に減っています。珠江河口付近には、製紙工場、化学工場が多く、その工業排水が、白イルカの生態環境を破壊しています。それに埋立地も環境を破壊しています。ここ3年、当保護区で白イルカの死亡事故が19例ありました。
人間は良くも悪くも大きい影響力を持っています。白イルカにとって、環境を破壊した人間は一番の脅威ですが、一番の希望でもあるはずです。

http://www.gzst.net.cn/kjxx/newsDetail.jsp?infoId=58675
http://www.chinese-white-dolphin.net/inside2.html
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