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松花江汚染と中国の情報隠ぺい
 今、世界の環境ニュースでもっとも大きいものといえば、中国吉林の松花江の化学物質のよる汚染でしょう。

 一応、このニュースについて、簡単に紹介しておくと、11月13日に吉林市の石油化学工場で爆発事故があり、労働者が5人死亡し、約100トンの有害物質が、松花江という川に流れ込みました。この危険な汚染物質は約80キロにわたって流れ下り、人口800万人のハルビン市や、そのまた下流地域、そしてロシア側のハバロフスクまで届きました。そこで、ロシアは中国に対して、賠償金を請求しているというのが現状です。

 このニュースは、汚染問題そのものよりも、中国当局が汚染の事実を隠そうとしたその陰湿な政治体質を物語っています。

 まずはじめに、吉林市当局は、当初、「水道管補修工事のため」とうそをつきました。その後、吉林市がハルビン市に汚染の危険が迫っていることを通報したのは、事故発生から6日後。そしてハルビン市が公式に松花江の汚染を発表したのはその2日後。結局一般に事実が公表されたのは、事故発生から10日後の、23日になってからでした。

 こうした多くの人々の生活に影響するような大事件を隠すのは、この松花江だけではありません。2003年のSARSのときも、中国政府が発生の報告を隠したために、アジア地域へ被害が拡大してしまいました。

 今は、鳥インフルエンザが流行していますね。中国ではこれまでのところ、人体への感染は3件だけと発表していますが、WHO(世界保健機構)はこの数字を信じていないようです。なぜなら、ずっと小さいベトナムでさえ、91件の人体感染を公表しているからです。もし、中国が本当のことを言っていないなら、本当の数字は破滅的なものかもしれません。




◆参考:
--Experts Doubt Bird Flu Tallies From China and Elsewhere [New York Times, 12/2]
--A Slick of Lies[Washington Post, 11/30]

パンダでもわかる国際ニュース | 01:16:06 | Trackback(0) | Comments(2)
コメント

こんにちは!
お知らせを受けて、早速のぞきにきました♪

大きな国を動かすのは並大抵のことではない…なんていう以前の問題ですね。
お国柄、国民性なんていうものは関係するのでしょうか?
日本でも汚いものにフタなんて、よくやりますけどね〜(><)
2005-12-08 木 13:27:54 | URL | イーイー #ZPokdGkI [ 編集]

コメントありがとうございます。そうですね。いろいろ隠したいことはあると思うけれど、こうした人の命に直接関わるようなことは、隠すべきじゃないですよね。
でも、悪いことを隠したい気持ちは、世界共通のような気がしますね...^^;
2005-12-10 土 01:38:17 | URL | Ken-chan #- [ 編集]
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