投稿日:2007-08-14 Tue
みなさんお久しぶりです。このたび青年海外協力隊の日本語教師に合格し、この秋からインドのプネへ行くことになりました。現在は長野の山奥で訓練をしています。しばらく広州には帰れそうもなく、更新をストップしていました。2年のプログラムです。今後は「プネ虹色ニュース」として、新しいブログを立ち上げましたので、よろしければこちらものぞいてみてください。
http://pune.blog115.fc2.com/
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投稿日:2006-05-01 Mon

米通商代表部(USTR)は4月28日、米通商法スペシャル301条(知的財産権の侵害国・行為の認定と制裁条項)に伴う、年次報告書を発表しました。その中で、中国をはじめロシアなど13カ国を「特別監視国」に指定しました。
とくに、広東省、北京市、福建省、浙江省を中国の偽物拠点の「ホットスポット」とし、広東省については、偽造品や海賊版の「巨大製造拠点」と名指ししました。米政府は今後、中国に関しては国レベルだけではなく、省レベルで監視をしていき、報告を新たに作るということです。
分量でいえば、2位のロシアの10倍以上で、米政府では今後、中国を世界貿易機関(WTO)に提訴する可能性もあるとのことです。

■レポート全文■
http://www.ustr.gov/Document_Library/Reports_Publications/2006/2006_Special_301_Review/Section_Index.html
■プレスリリース■
http://www.ustr.gov/Document_Library/Press_Releases/2006/April/Report_Notes_Continued_Progress_on_Intellectual_Property_Rights,_Identifies_Significant_Improvements_Still_Needed_in_China_R.html
投稿日:2006-04-27 Thu

4月26日午後6時半、オーストラリアの動物園から、6匹のかわいらしいコアラたちが17時間のフライトを終え、広州白雲空港に眠ったまま到着しました。
これは中国とオーストラリアの国交30周年の記念活動の一環で、オーストラリアの野生動物園から番禺の『香江野生動物世界』に6匹のコアラが贈られることになりました。
コアラは「世界で最も可愛い動物」「童話から出てきた動物」などと世界中から愛されていますが、世界でコアラを持っている国は少ないそうです。オーストラリア外では、世界すべてのコアラを足しても50匹に満たないといいます。
今回、広州にコアラが贈られることになったのは、しかしながら「記念」だけではありません。オーストラリアでは「コアラ全世界保護計画」というのを実施していて、同政府は長期にわたって、中国の著名な動物園を調査してきました。
その中で番禺の『香江野生動物世界』は、気候環境、飼料供給、技術管理などの面で優秀で、オーストラリアでは4年前にすでに同動物園を候補リストのトップに入れていたそうです。
世界には300種あまりのユーカリの木がありますが、その中でコアラが食べるのは12種だけ。食物や環境などに対しての要求が高く、『香江野生動物世界』では3年前からコアラ受け入れの準備をしてきました。1万3000平方メートルあまりの土地に4万本のユーカリの木を植えて、コアラ専用の食物供給基地にしました。現在、同動物園内のコアラの「家」は封鎖されていて、最終的な工事とコアラの検疫を待っています。
コアラは『香江野生動物世界』を有する長隆集団のチャーター機で、先日広州に到着。今後30日の間隔離されて、ゆっくり広州の生活に慣れてから、広州のみなさんとご対面ということになっています。
実は、コアラ寄贈が決まった次の日に、オーストラリア政府は今後国内の生きたコアラを国外へ輸送することを禁止すると発表しました。つまり、今後永遠に広州は中国でコアラを有する唯一の都市になり続けるということです。
広州のシンボルとして羊にコアラが加わりそうです。コアラの町、広州! みなさんも、どうぞ、『香江野生動物世界』へコアラを見に行ってみてください!
■香江野生動物世界■
http://www.chimelong.com/xiangjiang.html

http://www.guangzhou.gov.cn/node_392/node_393/node_398/2006-04/1146103838103065.shtml
http://www.guangzhou.gov.cn/node_392/node_401/node_407/2006-04/1145500760101847.shtml
http://www.guangzhou.gov.cn/node_392/node_393/node_398/2006-04/1146023761102908.shtml
投稿日:2006-04-26 Wed

5月1日から『広東省道路交通安全条例』が施行されます。
新しい法律によると、スピードオーバーの場合、指定速度の50%オーバーで1000元、指定速度の100%オーバーで2000元の罰金になります。これは以前の2倍の金額です。
一方、電子カメラが広州市内の130箇所に設置されていますが、その設置場所を公開することにしました。当局では「政府管理の公開化・透明化」の一環だと語っています。
また、シートベルトを締めるのは義務ですが、新しい法律では、同乗者のシートベルトについても運転手が責任を持つことになりました。ですから前の席に同乗している人がシートベルトをしていなくて、つかまった場合、その責任は運転手が取ることがきちんと明記されました。
日本でもそうですね。ですから、みなさんがタクシーに乗るときも、前に座ったら、シートベルトを締めるようにしましょう。

http://www.guangzhou.gov.cn/node_392/node_393/node_398/2006-04/1146009766102817.shtml
投稿日:2006-04-21 Fri

4月13日、深センに刑務所から出獄した人の就職を助けるホットラインが中国で初めて開通しました。
「出獄者の多くの人は、刑務所を出てから社会から忘れられた存在であると感じます。それで彼らは社会とコミュニケーションができないのです」
そう語るのは創設者の王さん。彼によれば出獄者の心理面の健康はいつも無視されているといいます。
「そうした見捨てられたような気持ちになっているところをケアしてあげなければ、彼らはやがて再び犯罪を起こしてしまうでしょう。このホットラインはこうした彼らを助けてあげられるように社会に意識を芽生えさせるために立ち上げたんです」
王さんは自身が2年刑に服した過去があります。2003年に刑務所を出ると、まったく違った世界が待っていました。彼が以前刑務所にいたということがわかると、どの会社からもやめされられてしまいました。わずか4ヶ月の間に5回も転職をせざるを得ませんでした。
しかし、きっと同じような境遇に遭っている人がいるに違いないと思い、自分で人材サービスを始めることにしました。王さんはまず友達のつてを頼りに、ほかの出獄者のために仕事を紹介しました。次に2003年4月にインターネットサイト「陽光之下」(www.yangguangxia.com)を立ち上げました。また王さんは自らの監獄体験を記した『走出高qiang2』という本を出版しました。
これまで73人の出獄者に仕事を見つけてあげました。現在18の会社がこのサイトで出獄者のリクルートに名乗りを上げていますが、その他に80の会社が今後参加する予定とのこと。
中国では会社でスタッフの40%以上を出獄者から雇えば免税措置がとられるという法律がありますが、王さんによれば、今までこの免税措置を利用している会社はひとつもないそうです。
ホットラインは0755-26492626。

http://sz.people.com.cn/GB/channel2/5/200604/14/14355.html
http://www.yangguangxia.com/
投稿日:2006-04-19 Wed

「優の良品」といえば、お菓子のチェーン店で有名ですね。高いけど、おいしいですよね。香港ではよく見かけますし、広州でも見たことがあると思います。しかし、最近の広州の報道によれば、これら香港外の中国の「優の良品」はみんな商標登録されていない、ノーブランドだということがわかりました。
最近、広州のメディアが追跡取材したことで明らかになりました。本家本元の「優の良品」には英語表記が「Ajiichban」となっていますが、広州の「優の良品」の包装の英語表記は「HIGHQUALITY」「ALLICHIBAN」などとなっています。
包装に書かれた製造元の住所や電話はでたらめなものばかりでした。追跡取材の中で、ある倉庫では「優の良品」の製品が衣料品のダンボールに入ってたそうです。とにかくめちゃくちゃなことばかりです。
さて、これが違法かというと、どうもそうとも言い切れないらしいのです。
というのも、中国の商標登録に関する法律では、「商品の名前が直接商品の品質を表す内容であってはならない」と定めてあるそうです。ですから、「優の良品」はまさしく「この商品はとてもいいですよ」と言っていて、商標登録できないわけです。つまり、「優の良品」は香港以外の中国ではノーブランドで、みんな勝手にこの名前を利用して、好き勝手に「優の良品」を名乗っているということです。
ということで香港以外の中国で「優の良品」はまったく信用性がないというわけです。みなさん、ご注意ください!!

http://www.ycwb.com/gb/content/2006-04/13/content_1106077.htm
http://www.ycwb.com/gb/content/2006-04/11/content_1104322.htm
http://gd.news.sina.com.cn/local/2006-04-11/2377495.html
http://gd.news.sina.com.cn/social/2006-04-13/2383846.html
投稿日:2006-04-19 Wed

韓国の京畿道の孝園公園で今月17日、広東の伝統様式の庭園「越和園」が開園されました。
朝鮮日報によれば、越和園は:
「『開放』を強調し、建物と庭園が一体化するよう設計されており、庭園には人口の湖と仮山(土を盛って作った山)、滝、散策路、船の形をした東屋などが点在し、調和をなしている。建築物は煉瓦と木をつないだ広東地方の旧建築様式をそのまま再現し、屋根の接合部分には木・煉瓦・石灰の彫刻が施されている」
と伝えています。
この越和園は、韓国の京畿道と中国の広東省が2002年に合意した友好交流の一環で、それぞれに伝統公園を造ることにしました。
一方、広東省広州市の越秀公園内には、昨年12月に韓国伝統庭園「海東京畿園」が開園しました。韓国の600年前の古典建築で、約9000平方メートルの敷地に造られました。開園式に参加した京畿道の知事は「これはまさに『小さな韓国』です。今では韓国でもこんなにすばらしい庭園はなかなか見られません」と話しました。
この韓国庭園は無料で開放されています。ぜひ、訪れてみてください。
(写真:越和園)

http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/04/17/20060417000036.html
http://news.gz.soufun.com/2005-11-23/577659.htm
http://gd.news.sina.com.cn/local/2005-12-13/1985776.html
投稿日:2006-04-16 Sun
中国最大の輸出見本市「交易会」が15日に始まりました。この交易会の会場に今年初めてイスラム教徒のためも礼拝場が設置されました。交易会は今年99回を迎え、世界200以上の国・地域から20万人の来場が見込まれていますが、その約5分の1にあたる4万人がイスラム教徒とされています。
礼拝場は約40平方メートルで、会場内の倉庫を活用しているそうです。

http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20060415AT2M1500L15042006.html
投稿日:2006-04-15 Sat
読売新聞が香港紙などから得た情報によると、12日広東省の汕頭(スワトー)の農村で、農民が造った水門が違法建築だとして、地元当局が取り壊そうとしました。これに農民約5000人が阻止しようとした結果、強制排除しようとした武装警察約3000人と衝突。この衝突の中で、武装警察側は催涙弾を発射し、村民の女性1人が死亡し、数十人が死亡しました。村民側は汕頭市副市長を取り囲んだり、手製の火炎瓶を投げたりして抵抗したそうです。現在、現場付近は公安当局が厳重に封鎖し、部外者の立ち入りはできなくなっているとのこと。
現在、大陸メディアでこのニュースにふれているものはないようです。

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20060413i514.htm?from=main5
投稿日:2006-04-15 Sat

広東省の珠海に、中国初の「白イルカ」の保護基地が作られることになりました。工事は今年中に始まる予定で、珠海市淇澳島関帝湾の8675平方メートルの敷地に作られる予定です。
『中国白イルカ』は「海の国宝」または「海のパンダ」とも言われていて、体長200~250センチで、珠江河口は有名な生息地です。しかし、近年環境の悪化や開発により、数が減り、絶滅に瀕しています。国家1級保護動物で、現在中国には2000頭しかいないといわれています。そのうち半分の1000頭がこの珠江河口に生息しているそうです。
近年、中国白イルカは急激に減っています。珠江河口付近には、製紙工場、化学工場が多く、その工業排水が、白イルカの生態環境を破壊しています。それに埋立地も環境を破壊しています。ここ3年、当保護区で白イルカの死亡事故が19例ありました。
人間は良くも悪くも大きい影響力を持っています。白イルカにとって、環境を破壊した人間は一番の脅威ですが、一番の希望でもあるはずです。

http://www.gzst.net.cn/kjxx/newsDetail.jsp?infoId=58675
http://www.chinese-white-dolphin.net/inside2.html